乳酸菌とヨーグルト(2)

梅雨特有のジメジメした気候が続いてますが、本日も元気に営業しております。

さて、乳酸菌とヨーグルトについて、前回の続きをお話しします。

ラクトバチルス・ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)とストレプトコッカス・サーモフィラス(Streptococcus thermophilus)はそれぞれ単体でも牛乳をヨーグルトにする能力を持っているのに、一般的なヨーグルトは2種類同時に使っているのか?

それはズバリ!この2種の菌は共生関係にあるからです。つまり、お互いに生育に不足しているエサを与え合っていて、それぞれの生育を速めているのです。まるで一つの生命体のように。これにより素早く酸性の状態を作り、他の菌類を生育できなくする環境に持って行くのです。発酵の一つの目安である「酸度」を測定すると、発酵開始後からわずか3時間で、2種を同時に発酵させた場合、単体に比べ なんと2〜3倍にもなってきます!

自然界のようにオープンな環境において、それぞれ単体の乳酸菌でゆっくり発酵していたのでは、生育の速い菌達に乗っ取られてしまう可能性が非常に高くなります。これでは生き残ることが難しくなってしまいますね。

こうしてこれらの乳酸菌が自然界で生き抜くための知恵を人間がうまく利用して健康作りに役立てているなんて!とてもありがたいお話ではありませんか!

もちろんヨーグルトに限ったことではありませんが、食べ物をいただくときは常に感謝の気持ちでいたいものです☆

次回は、「コメ薫る夏のロールケーキ」に入っているもう一つの乳酸菌、ラクトバチルス・パラカゼイ (Lactobacillus paracasei)についてのお話です。