グルテンフリーとノングルテン

先日の3月29日、農水省より、

『米粉の用途別基準』及び『米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン』 が公表されました。

すでにご覧になった方も多くいらっしゃると思います。

ポイントは、

1,第3者機関での検査による、グルテン含有量が1ppm の米粉 →「ノングルテン(グルテン含有量1ppm以下)」

2,上記1の米粉を使用し、かつ工程中、小麦含有の原材料を使用しない、設備などを小麦粉製品と共有しないという条件の下で製造された製品→「ノングルテン米粉使用」

と表示する、ということです。

ここで、ちょっと疑問。 「ノングルテン」??「グルテンフリー」じゃないの??

早速、農水省に電話で確認致しました。

Kome Co.『一般的、国際的には「グルテンフリー」という言葉が浸透していると思いますが、日本は「ノングルテン」で行く、ということですか?』

農水省『「グルテンフリー」が浸透しているのは存じ上げておりますが、実は海外の「グルテンフリー」の基準は、グルテンが20ppm 以下となっています。しかし、日本の検査基準は1ppm以下であり、「グルテンフリー」よりも格段に低くなっているため、差別化の意味も含めて、「ノングルテン」と致しました。』

確かに、一般財団法人 日本食品分析センターのウェブサイトに説明されていました。

グルテンフリーの表示規則   

  FDA(米国食品医薬品庁)が2013年8月2日制定した任意の食品表示に用いるグルテンフリーの 新規則では,小麦やライ麦等に含まれるタンパク質の一種であるグルテンの含有量が20 ppmよりも 少ない場合に「グルテンフリー」の表示が可能となります。

  また,2008年にCODEX委員会(CODEX STAN 118-1979:グルテン不耐症の人向け特殊 用途食品の使用に関する規格)が規定した規格では,グルテンの含有量が全体で20 mg/kg未満の 食品については「グルテンフリー」の表示が可能となります。

事実上、「ノングルテン」製品は「グルテンフリー」製品に含まれるので、これまで通り「グルテンフリー」表示でもいいような気もしますが、 ガイドライン上では、(例え「ノングルテン」であっても)「グルテンフリー」の表示については触れられてないため、 やはり「ノングルテン」で歩調を合わせるのが妥当かな、と思います。

ただし、海外には「Non Gluten」の表示規制がないため、輸出する際は「Gluten Free」と表記することになります。